もうちょっと、調べましょ。

経済系の大御所の大前研一さんの、最新書「知の衰退」からいかに脱却するか? というのを読みました。

前から、大前さんの本、結構読む機会が多く、初めてこれ違うだろと思ったので書いてみる。
ゴーストライターさん、もうちょっと調べたほうがいいのでは・・・

396367ページの最終行2行を見てほしい。
延びている会社に学べの一説より

SNSの日本での筆頭も、現場ではインド人や中国人などがやっている”

あれ?インド人とか中国人などがやっている?

はて・・・中国に進出しているので、中国人は間違ってない?

でも、日本の開発で、中国人は居ないと思うし、インド人も居ないでしょ。

元CTOのバタラ・ケスマ氏の母国、インドネシアと間違えてる?

積極的に外国人をそのように採用している、IT企業って日本企業にあるんですかね?
特にWEBサービスやってるところで。

金融、SIer、ソフト開発の現場だとインド人が多いというのは良く聞く話。
その手のエンジニアが集まる西葛西はリトルインドになっていると昔TVでやっていた記憶がある。

揚げ足を取るような形になってしまうけど、あの手の本は、本人が書いていることは少ないだろうし
その業界に居る人からすると、つっこみが意外と満載なんだろうね。
他の業界に居る人からすると、いかにもそれっぽく書いてあるので、概略をつかめたような感じがして面白く感じるためか?
ついつい買ってしまう。

良かったら下のバナーから買って読んでみてください。

第9章の一部の「日本人エンジニアは、中国、インドなどの低賃金で働くエンジニアとの競争になるという」意見にはすごく共感ができるし
優秀な外国人を雇うってのも賛成。
世界がフラットになりつつあるので、その様な競争力のつけ方もいいかもしれない。
となると、自分も含め、その辺との生存競争になると思う。
上海にきてすごく実感した事の一つ。
優秀な日本人エンジニアレベルの人が、半額〜3分の1で雇えてしまう現実もあるのです。
自分もうかうかしてられないな〜と思いますわ。

おっと、話がそれそうなのでその話はまた今度。